みなさんは「片づけてもすぐに散らかる…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、部屋が散らかるのには明確な原因があり、それを解決することでスッキリ片づいた空間をキープできるようになります。
この記事では、西崎彩智さんの著書『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』の内容を元に、部屋が散らかる原因と、それを解決するためのプロの収納テクニックを紹介します。
この記事を読めば、あなたもきっと、スッキリと片付いた快適な部屋を手に入れることができるでしょう。
書籍基本情報
- 作品名 :部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えて ください!
- 著者 :西崎彩智
- 出版社 :すばる舎
- 出版日 :2023年11月26日
- 頁数 :256ページ
- ジャンル:ライフスタイル
あらすじ
片づけを一回きりで終わるイベントにするのではなく、日々、できるように習慣化する方法を紹介していきます。
これまで、片づけが習慣化しなかったのは、
・習慣化できないやり方だった
・自分だけが頑張らないと維持できない
・自分がやらなければ散らかる
こうした仕組みだったから。
本書は片づけを、ひとりで頑張らず、家族も一緒にできる仕組みにする方法を紹介していきます。とりわけ、子育て中のお母さんがひとりぼっちの家事から抜け出して、家族の協力を得ながら、楽しく暮らせるヒントも満載です。
総合出版すばる舎より引用
目次
プロローグ 〈どうしたら、散らからなくなるの?〉
第1章 〈「最初に」何をすればいい?〉ココから始めると、うまくいきます
第2章 〈二度と散らからない方法は?〉「きれい」が続く秘けつはコレ!
第3章 〈もっとモノを減らしたい!〉モノを「手放す」コツがある
第4章 〈「見つからない」「戻しにくい」「だから散らかる!」〉「モノの置き方」次第で、散らからない部屋になる!
第5章 〈リバウンドしない方法は?〉毎日の「リセット習慣」で、きれいを保てる
第6章 〈「私だけ疲れる~」から解放されたい〉よりラクになり、家族と楽しく暮らせるヒント
1. 部屋が散らかる主な原因と改善策

原因① 物が多すぎる
「いつか使うかも」と思って物を取っておくうちに、どんどん増えていく…そんな経験はありませんか?
物が多すぎると収納スペースに収まりきらず、結果として部屋が散らかってしまいます。
解決策:「3秒ルール」で不要な物を手放す
- 1年以上使っていない衣類や小物は思い切って処分する
- 「もしかしたら使うかもしれない」は最大の片づけの敵
- デジタル化できるものは電子化して物理的な書類を減らす
具体例
デスクに置いてある「使っていないペン」や「もう読まない雑誌」などは、すぐに整理しましょう。
これを日々実践することで、物が増えて散らかるのを防ぐことができます。
原因② 収納方法が間違っている
物を片づけるために収納を増やしても、収納方法が間違っていれば意味がありません。
よくあるのが、収納スペースに対して物の量が多すぎるケースや、収納する場所が定まっていないケースです。
整理整頓ができない原因の一つは、物を「適切な場所」に収納できていないからです。
解決策:「収納ゾーニング」を意識する
- 見える化収納で、物の場所を明確にする
- 用途別・頻度別に収納場所を決める
- 収納ボックスやラベリングを活用する
具体例
キッチンの引き出しを整理する場合、頻繁に使う調理器具やスパイスは取り出しやすい中段に、使用頻度の少ない物で軽いものは上段、重いものは下段に収納します。
こうすることで、調理中に無駄な動きが減り、料理もスムーズに進みます。
③ 片づけの習慣がない
片づけが習慣になっていないと、部屋はすぐに散らかります。
例えば、帰宅してすぐにコートを掛けずに椅子にかけっぱなしにする、食事をした後に皿をすぐに片づけない、という些細なことが積み重なることで、部屋はあっという間に散らかります。
解決策:「毎日のちょっとした習慣」で片づけを習慣化
- 1日10分の片づけタイムを設定する
- 1日3回のリセットタイムを設定して、部屋を元の状態に戻す
具体例
毎日寝る前に「10分間片づけタイム」を設け、部屋の散らかりをリセットします。
例えば、リビングのテーブルを整理したり、洗濯物を片づけるだけで、翌朝にはスッキリとした空間が広がります。
この習慣を続けることで、部屋の散らかりが減り、生活が快適になります。
2. 片づけを成功させるための3つのステップ

片づけを効率よく進めるためには、順番に取り組むことが重要です。
以下の3つのステップで片づけを進めていきましょう。
ステップ1:物を減らす
まずは、不要な物を減らすことが最優先です。
断捨離を実践し、必要な物だけを厳選しましょう。
ポイント
- 「ときめかない」アイテムは迷わず手放す
- 新しいものを買う前に、すでにある物で代用できないか考える
ステップ2:収納スペースを整理する
次に、収納スペースを見直します。
収納が溢れている場合、すぐに物を取り出すことができません。
収納の中身を整理し、必要な物だけを残して、使いやすい場所に配置します。
ポイント
- 縦置き収納で場所を有効活用
- 100均グッズを賢く活用する
- 収納スペースは取り出しやすいように3割くらいの余白を作る
ステップ3:毎日の片づけ習慣を作る
物を減らし、収納を整理した後は、毎日少しずつ片づける習慣を作りましょう。
完璧を目指さず、片づけのハードルを下げることが習慣化の近道です。
ポイント
- 1日に5~10分程度の片づけ時間を作る
- すきま時間を利用する
3. プロが実践する収納テクニック5選

収納上手になるための実践的なテクニックをご紹介します。
これらを取り入れることで、部屋がスッキリ片づき、収納力がアップします。
1. 使用頻度別に収納する
頻繁に使う物は取り出しやすい場所に、使わない物は奥に収納します。
こうすることで、日々の生活で必要な物をすぐに取り出すことができ、ストレスを減らせます。
具体例
- 旅行用のキャリーケースは奥に収納する
- 扇風機・ヒーターなど特定の季節に使うものは奥に収納する
- ティッシュペーパーなど頻繁に使うもののストックは手前に収納する
2. ラベリングで見える化
収納箱や引き出しにラベルを貼ることで、どこに何が入っているか一目でわかるようになります。
これにより、必要な物をすぐに取り出せるだけでなく、整理整頓の意識も高まります。
具体例
- 「文房具」「家電小物」など、ラベルシールを貼る
- 調味料は容器にラベルをつけて分類する
3. 「垂直収納」を活用する
スペースが限られている場合、床に物を広げるのではなく、垂直に収納する方法を試してみましょう。
棚を使って上に物を重ねたり、掛ける収納を活用したりすることで、空間を有効に使えます。
具体例
- 壁に取り付けるウォールラックを活用
- クローゼット内に吊るす収納を設置
4. 「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
頻繁に使うものはオープン収納にし、使用頻度が低いものはクローズ収納にしましょう。
具体例
- 毎日使うカバン → 壁掛けフックにかける
- 書類や小物 → 収納ボックスに入れてスッキリ見せる
5. 1つ買ったら1つ手放す「1イン1アウト」ルール
新しいものを増やす前に、古いものを手放すことで、物が増えすぎるのを防ぎます。
具体例
- 新しい洋服を買ったら、1着処分する
- 新しい本を買ったら、読まなくなった本を手放す
4. 片づけを習慣化するコツ

片づけを一度やっただけでは、部屋がすぐに元通りになってしまうことがあります。
これを防ぐためには、片づけを習慣化することが大切です。
コツ1:毎日のちょっとした片づけタイムを作る
毎日、寝る前に5分だけで良いので片づけの時間を作りましょう。
ちょっとしたことで大丈夫です。
テーブルの上を整理したり、洗い物を片づけたりするだけで、翌朝には整った部屋で目覚めることができます。
コツ2:家族と協力する
家族と一緒に片づけをすることで、負担が軽くなり、続けやすくなります。
例えば、「毎週土曜日は全員で掃除デー」と決めて、みんなで協力して整理整頓を行うと良いでしょう。
コツ3:片づけのモチベーションを上げる
片づけることにどうしてもモチベーションが上がらない場合、片づけ後のご褒美を設定するのも良い方法です。
片づけが終わった後、スイーツを食べる、ゲームをする、好きな音楽を聴くなど、自分の好きなことに使える時間を確保することで、楽しみながら片づけを続けられます。
まとめ

部屋が散らかる原因には、物が多すぎることや収納方法の誤り、片づけの習慣がないことなど、いくつかの要因があります。
しかし、それらの原因を解決するために実践できる対策はたくさんあります。
収納テクニックを駆使し、毎日の小さな片づけ習慣を取り入れることで、部屋はいつでもスッキリとした状態を保てるようになります。
ぜひ、この記事で紹介した方法を試して、部屋を常に整理整頓された快適な空間にしましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また別の記事もお読みいただけると嬉しいです。
それでは。