【上司になったら役立つ】リーダーの仮面 ─『いちプレーヤー』から『マネジャー』に頭を切り替える思考法/安藤広大

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プレイヤーとして高い成果を上げてきた人が、管理職に昇進した途端に苦労することは少なくありません。

なぜなら、プレイヤーとマネジャーでは求められる能力が根本的に異なるからです。

安藤広大さんの著書『リーダーの仮面 ─『いちプレーヤー』から『マネジャー』に頭を切り替える思考法』は、このギャップを乗り越えるための具体的な方法を解説しています。

本記事では、本書のポイントを整理しながら、上司として役立つリーダーシップの考え方を紹介します

 

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目次
  • 作品名 :リーダーの仮面 ─「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
  • 著者  :安藤広大
  • 出版社 :ダイヤモンド社
  • 出版日 :2020年11月26日
  • 頁数  :288ページ
  • ジャンル:ビジネス・経済

 

5年で1600社が導入した、いま最も人を成長させる組織論。

「モチベーションを上げても成果は出ない」「ルールなき自由な職場が成長を止める」など、成長にフォーカスをあてたマネジメントノウハウ。

上司と部下に緊張感のある「ちょうどいい距離感」が最も最高の結果を出す!

Amazon.co.jpより引用

 

はじめに なぜ、「リーダーの言動」が大事なのか?
序章   リーダーの仮面をかぶるための準備―「鎖覚」の話
第1章  安心して信号を渡らせよ―「ルール」の思考法
第2章  部下とは迷わず距離をとれ―「位置」の思考法
第3章  大きなマンモスを狩りに行かせる―「利益」の思考法
第4章  褒められて伸びるタイプを生み出すな―「結果」の思考法
第5章  先頭の鳥が群れを引っ張っていく―「成長」の思考法
終章   リーダーの素顔

 

①プレイヤーとマネジャーの違いを理解する

1.プレイヤーの役割とは?

プレイヤーの役割は、「個人の成果を最大化することです。

営業職であれば自分の売上を伸ばすこと、エンジニアであればコードを書くことが主な業務になります。

 

2.マネジャーの役割とは?

一方、マネジャーの役割は「チーム全体の成果を最大化することです。

個人の成績ではなく、部下の育成やチーム全体のパフォーマンス向上に力を注ぐ必要があります。

 

:営業担当者としてトップの成績を収めていたAさんが管理職に昇進した場合。

「自分が契約を取るのが一番早い」と考え、自ら営業活動を続ける。

チームメンバーの営業スキルを向上させ、彼らが成果を出せるように導く。

管理職になっても「自分が契約を取るのが一番早い」と考え、自ら営業活動を続けた結果、チーム全体の成果は伸び悩むことになると予想されます。

プレイヤー思考のままマネジャー業務に取り組むと、組織は成長が止まってしまいます。

そのため、マネジャーとして成功するためには、自分で売上を上げるのではなく、チームメンバーが成果を出せるように導く必要があります。

 

②「リーダーの仮面」とは何か?

本書で提唱される「リーダーの仮面」とは、マネジャーが身につけるべき思考法のことです。

ポイントは以下の3つです。

1.感情ではなく「役割」で判断する

上司になると、部下からの不満や悩みに直面することが増えます。

しかし、「リーダーの仮面」を被ることで、感情ではなく役割に基づいて判断できるようになります。

: 部下のBさんが「この仕事はやりたくありません」と不満を漏らしている場合。

「仕方ないな」と許してしまう、もしくは「やれ!」と強制する。

「なぜやりたくないのか?」を冷静に聞き、適切な対応を取る

 

2.「正解を出す」のではなく「仕組みを作る」

マネジャーは、個人で成果を出すのではなく、チーム全体が機能するような仕組みを作ることが重要です。

:新人メンバーがなかなか成果を出せない場合。

個別指導をする。

「新人向けの営業マニュアルを作成し、OJTの仕組みを整える」ことで、長期的にチーム全体の生産性を向上させることができます。

 

3.「好かれる」よりも「正しく指導する」

上司になったばかりの人は、部下に好かれようとするあまり、指導をためらってしまうことがあります。

しかし、リーダーの役割は部下を成長させることですので、心を鬼にして正しく指導する必要があります。

:部下のCさんがミスを繰り返している。

「嫌われたくないから」と指摘を避ける。

「なぜミスをしたのか?」を一緒に分析し、改善策を考えることでCさんの成長を促す。

 

③マネジャーが実践すべき4つの鉄則

本書では、マネジャーとして成果を出すための4つの鉄則が紹介されています。

1.仕事を「任せる」

部下に仕事を任せず、自分でやってしまうマネジャーは失敗します。

適切に仕事を割り振り、任せることで、チーム全体の成長を促します。

2.ルールを明確にする

チームの目標やルールが曖昧だと、部下はどう動けばよいのか分からなくなります。

明確な基準を設定し、全員が同じ方向を向くことが大切です。

3.フィードバックを徹底する

部下の成長には、適切なフィードバックが欠かせません。

良い点を評価しつつ、改善点を具体的に指摘することで、次の行動につなげられます。

4.チームの成功を第一に考える

自分の成果ではなく、チーム全体の成功を優先することが、マネジャーとしての最大の使命です。

 

まとめ

管理職として成功するためには、プレイヤー思考を捨て、「リーダーの仮面」を被ることが重要です。

感情ではなく役割で判断し、仕組みを作り、チームの成長を第一に考えることで、優れたマネジャーになれるでしょう。

安藤広大さんの「リーダーの仮面」は、プレイヤーからマネジャーへと転換する際に直面する課題を克服するための実践的な指南書です。

これから管理職になる人、すでに管理職として悩んでいる人にとって、必読の一冊と言えるでしょう。

 

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また別の記事もお読みいただけると嬉しいです。

それでは。

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